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涙の焼肉

高校野球が盛り上がっているらしい。野球に興味がなくともそのくらいは伝わってくる。地元の県の優勝校なんて今調べて初めて知った。県の野球連盟に58校が加盟しているので、優勝校以外の57校が涙を呑んだことになる。最低でも9人×57校の513名が夏の過ごし方が急に分からなくなってぼんやりしてしまうんだろう。野球に興味がなくとも傷心の高校球児513名を想像するとさすがにかわいそうに思えてくる。県からなにかしてあげられないものか。焼肉に連れて行くとかさ。たぶん喜ぶよ。

書くことが無いのでもう少し高校野球のことを考えていた。スタンドで応援するブラスバンド部、特に管楽器の人はあそこで演奏することについてどう思っているのだろう。薄い金属でできているから、長時間あの炎天下に晒されていたら簡単に歪んでしまうのではないか。そうなるとやっぱり音にも影響が出て、「もう野球最悪〜!」と帰りのバスで仲間と愚痴ってるに違いない。愛着があるだろうに。がんばれブラスバンド部。テレビで映ってたかもしれないと帰宅後録画した試合を確認するミーハーなブラスバンド部もがんばれ。シンバルの上で焼肉しているブラスバンド部は野球部にも分けてあげよう。
あれだけ嫌っていた高校野球だったけど、こんなに肯定的になることができた。おそらくおれが当事者じゃなくなったからだろう。思い出を美化するつもりはないけど、なんだか都合のいい話だと思う。野球が好きだったらと思う場面はいくつもあったけど、別に後悔はしてない。いつかテレビの甲子園に夢中になる日が来るのだろうか。楽しみにしないで待っておこう。