つれづれ

夜ふかしという言葉がある。いつまでも寝ないで遅くまで起きることだ。でも夜に一睡もしないで働くことは夜ふかしに入るとは言いづらいかもしれない。夜ふかしすることを仕事という理由が正当化してしまうからだ。

 

じゃあ夜勤明けにいつまでも起きているのは昼ふかしといえる。夜ふかしより良くないことをしている感はないけど、かわりにだらしなさが増した気がする。なんとなく昼行灯という言葉がちらついて、ついでにまぬけさも増したように感じる。

 

部屋に置くタイプの消臭剤を買った。石鹸の香りがするやつだ。寝汗をよくかく体質で、さらにここ数日窓を閉め切っていたために部屋が少し酸っぱい臭いがしていた。1日おいて部屋に入ると、石鹸の香りが充満しており自分の部屋じゃないような気がした。

 

自ら体臭を知覚することはできないというけど、自分の臭いではないということは判断できるらしい。消臭剤を部屋の端っこ、ゴミと隣り合わせに移動してみた。するとゴミと石鹸で相殺されて、部屋はほぼ無臭になった。いや布団の汗の臭いがまた浮上してきたからあまり意味がないな。近いうちにまた部屋の掃除をしなければいけない。

普段の暮らしぶりから、昔の自分と今の自分で臭いは変わっているのだろうけど、それに気付くことのできる人は存在するのだろうかと思った。自分では気付けないし、もし居ないなら変わっていないということになる。